【ジャッキーさん】ささぼーCUP ~レジェンダリー・ディビジョンバトル~ 優勝者インタビュー





ささぼーCup~レジェンダリー・ディビジョンバトル~




全てのカードが使用枚数制限なし&ナーフ前効果で使用できるというレギュレーションの今大会で栄冠を手にしたのは




前評判が最も高く使用率ナンバーワンのダイヤモンドブリザードでも


ブリザードに対して高い勝率をだせるツヴァイランサーでも


復活した天門でも


環境で猛威を振るうMRCでもでもない




5cアヴァラルドコントロールを操る『ジャッキー』さんだった。








 21 大学生

デュエプレ歴はリリース時~現在まで。好きなデッキタイプはコントロール寄りのデッキ。
過去のデッキの中でもゲオルグ天門が一番のお気に入り。

ランクマッチの最高レートは1775。

2022年前期の紙のデュエルマスターズのランキングが埼玉県1位・全国36位の鉄強。


 

優勝者インタビュー




本日はお忙しい中ありがとうございます!ジャッキーさん改めましてご優勝おめでとうございます!本日はよろしくお願いします!


ジャッキー
ありがとうございます!よろしくお願いします!


ちゃんなべ
早速なのですが、今回使用されたデッキについてお伺いしたいと思います!


ジャッキーさんが今回使われた5cコントロールは参加者の中でも非常に珍しいデッキタイプだったと思うのですが、使用に至った経緯など教えていただければと思います。






ジャッキーさんの使用デッキ。URLはこちら



ジャッキー

自分はとくにデュエプレのチームには所属していないので、基本的にTwitterで検索したりタイムラインで流れてくる情報を参考に一人でデッキを調整します。


今回のデッキもフォロワーのパンダさんという方で「5cアヴァラルドコンでSPルールで勝てた!」というリスト画像付きのツイートを目撃したときに、これは絶対に強いな、と思いまずはリストをそのまま回しました。

そこから紙の方でつながりがある友人達と意見交換をしつつ微調整を加えて完成したのが今回のリストになります。






(ジャッキーさんが参考にした元のリスト)



ちゃんなべ
 
そうだったんですね。

恥ずかしい話、僕自身ジャッキーさんが決勝トーナメントに残ったときに初めてこのリストを拝見したのですが
具体的にどういった強みがあってどのように勝つデッキなのかがあまりピンと来ていませんでした。

このリストをご覧になったときに「絶対に強いな」と思った理由はどんなところにあるのでしょうか。



ジャッキー
はい、まず今回のSPルール環境で最も多いデッキは白緑のブリザードだと予想していて
そこに高い勝率を見込めそうだなと第一印象で思ったのが大きいです!

今大会はルール的に対策しないといけないデッキの種類があまりにも多いのですが、この5cコンはMRCロマノフ以外のほとんどのデッキに有利だったと思います。

MRCロマノフは確かにこの環境でも強力なデッキなのは間違いないですが、苦手とするデッキも多いので上の方にはそこまで多人数はあがっては来ないだろうと考えていました。

レジェンダリーディビィジョンで切るデッキが一種類で済むなら全然上等です。(笑)





ちゃんなべ

リストの第一印象でブリザードに有利と判断されたあたり流石としか申し上げようがないです。

いろいろと各対面へのプレイングなど伺いたい気持ちはあるのですが、それをしてしまうと時間がいくらあっても足りなそうなので
一つだけブリザードへの戦い方を教えていただけないでしょうか。



ジャッキー
そうですね(笑)
リスト公開制とはいえ相手に何がしたいデッキなのかを悟られにくいのもこのデッキが強かった要因の一つだと思います。

基本的には大量にマナを増やして1ターンで3体合体の唯我独尊・ガイアールオレドラゴンの完成を目標にするデッキです!


ただブリザード対面は相手の構築上ディアスが覚醒したら勝ちが確定します。

なので勝利のリュウセイカイザーで相手のブリザードを含んだ大量展開を食い止めて、
グリーンホールでDNAスパークを仕込んで延命しながらガードホールでディアス召喚後の即覚醒を目指すことが多いですね!




ちゃんなべ
なるほどなるほど。
言われてみるとと確かにブリザード側はザビミラ入りのリスト以外はスパークを回避する手段がないので
高確率でディアス反転が決まるように思えますね。

では次からは配信卓の試合を振り返りつつ質問をさせていただければと思います!


ジャッキー
よろしくお願いします!


大会を振り返って



決勝トーナメントの配信URLはこちら



ちゃんなべ
まず最初なんですけどもこちらになります!








(回線が切れてしまったジャッキーさん)


ちゃんなべ

不運にも回線切れで応答まち中のジャッキーさんがそのままターンを返してしまったこの番ですが、仮に動けていたらどんな動きをしていたでしょうか。




ジャッキー
よりによってここですか(笑)
ここは非常に大事なターンだったのでかえってこれなくて途方に暮れかけました。

もしうごけていれば、アヴァラルドをチャージして、アヴァラルド+ミラクルでエンドしていたと思います。

さきほども言ったようにこのデッキは唯我独尊に少しでもでも早くアクセスするのが大事です。
1ターンに2回ホール呪文を打てるラインまでマナを伸ばしたいのでアヴァラルド2体出しよりもブーストが第一ですね。



ちゃんなべ
なるほど。
Nワールドを出されることを考えても手札を補充しながら
ロストソウルを探しに行くよりもマナを伸ばすことが優先ということなんですね。

2つ目がこちらになります。





(ジャッキーさんのターン。まだマナチャージをしていない状況。)


ちゃんなべ
非常に厳しい状況に見えますが、どのようなことを考えてどんなアクションをとられたでしょうか。


ジャッキー
はい。
ここはドンドン吸い込むナウ+ガードホール等で盤面を中途半端に除去したとしても15マナある相手の攻める手は止まりそうにないです。
そう考えたら次の自分のターンが生きて返ってくることにかけて、ミラクル+ロストソウルがベストかなと考えました。

もし生きて次のターンを迎えられた場合にガードホール+リュウセイホールで盤面を処理して、
以降ドンドン吸い込むナウでホール呪文を探して唯我独尊につなげてゲームを決めに行くイメージですね。

ちゃんなべ
はいはいはい。
なんとなくこのデッキの戦い方というか勝ちパターンが見えてきたきまします。
本当にマナを伸ばして1ターンで複数回行動することが重要なんですね。


ジャッキー
おっしゃる通りです。。
解説でささぼーさんが「バケモン!!刃よりマナがある!!」とおっしゃってくれていましたが本当に中盤のマナの伸び具合が勝ち負けに直結するデッキです。



ちゃんなべ
拝承しました。
では最後にこちらを見ていただければと思います。




(ジャッキーさんターン。まだマナチャージはしておらず。マナゾーンにロストソウルあり。)


ちゃんなべ
勝負を決める天下分け目となったターンでした。
ホワイトグリーンホールを打ちながらロストソウルを回収して複数ターンでコントロールしながら決めに行く選択もあるのかな
と僕は解説しながら思っていたのですが、

勝負を決めに行く決断をされた理由をお聞かせいただけますでしょうか。



ジャッキー
これはもう自分の山札の枚数が少なかったのもあって、
唯我独尊を確定で決められるターンがあればもう決めに行こうと思っていました。

確かにロストを回収して打ちながらデルフィンと唯我独尊をそろえて安全に行くのが理想ではありますが、
相手にトップでNワールドや大地を引かれて勝負がもつれるリスクこちらのホール呪文も残りがすくなかったので試合を決めに行くことを選びました!

ただ、リュウセイホールで引いてきたアヴァラルドを横にそえたのは完全にミスです。
相手の手札に母なる大地が枚あることと、こちらの山札にはデルフィン1枚以外がすべてクリーチャーであることは僕視点ですがわかっていたので
このターン決着をつけられなかった場合最悪大地を2回アヴァラルドにあてられて負けていた可能性がありました(笑)



ちゃんなべ
たしかに言われてみればそうですね!気がつきませんでした。

有利不利が分かりずらい盤面かと思うのですが、
ということはこの局面はジャッキーさんはご自身が不利だと思っていたということでしょうか?






ジャッキー
そうですねー。不利だと感じていました。
このターンで決着をつけることができたのは正直ツイていたと思います。


最後に



ちゃんなべ

非常にロジカルなプレイの解説ありがとうございました!

最後になりますがこのレジェンダリーディビジョンという変則ルールで戦ってみていかがだったでしょうか。

ジャッキー

はい!練習本番含めてご無沙汰だったデッキやカードにさわれて非常に楽しかったので、このモードが復活したらぜひまた大会を開いていただけたら嬉しいです(笑)


ちゃんなべ

また今年レジェンダリーモードが復活した際は開けるよう善処します!

ジャッキーさん改めましてご優勝おめでとうございます!

本日はお忙しい中ありがとうございました!


ジャッキー
ありがとうございました!






変則ルールながらも元から環境に存在していたデッキではなく、

レジェンダリーディビジョンで新たに生まれたデッキに目をつけて頂点に輝いたジャッキーさん。


その嗅覚と慧眼、

短時間で各環境デッキへのプレイを習得したこと

プレイ中の場況の有利不利の分析力から

非常に『カードゲームIQ』の突出しているプレイヤーという印象を強く植え付けられたインタビューだった。