
今回のささぼーCup タッグバトルは総勢236チームによる過去最長の戦いだった。
決勝にコマを進めた片方のチームは前回の3人チームバトルで優勝を果たしチーム戦連覇に王手をかけた『カルーア3兄弟』。
対するは『世田谷クラフト』。決勝トーナメント表に初めて名を連ねたチームだ。
NEX&ナイトの2デッキミラー対決を見事制し、栄冠を手にしたのは『世田谷クラフト』のお二人だった。
本記事では決勝後のお二人に伺ったインタビューを抜粋し紹介させていただければと思う。
ヨ・チャン
24歳。デュエプレ歴が5弾発売当初〜現在。好きなデッキはケンジなどの殴るデッキタイプで、トリガーを踏むことに興奮を覚える。デュエプレチームBEANS所属。
かわこう
28歳。デュエプレ歴が5弾発売当初〜現在。好きなデッキはナイト等のコントロール系。勝つときに安全に決められるデッキ。
チーム名の由来はお二人のお住まいと大学時代にハマっていたマインクラフトから。
優勝チームインタビュー



お二人はどういった仲なのでしょうか?

デュエプレがリリースされる前からの知り合いなのでそれなりの付き合いですね。


仲はまあそれなりです。大会終了後からインタビューの本日(翌日)まで一緒にいたので悪くはないと思います(笑)

ということは結構お二人で事前練習もされたんですか?

大会直前は2人で調整しました!


デッキについて
世田谷クラフト 使用デッキ
デッキ1 リースNEX

デッキ2 デイガナイト


それぞれのデッキと担当はどのように決められたのでしょうか?

最終的にはNEXとナイトの組み合わせが1番穴がないかなと思いそれぞれのプレイに自信がある方のデッキを握るということで落ち着きました。


ナイトとNEXは今回使用率トップ1と2のデッキだったかと思うのですが、同型に対してプレイや構築など意識はされましたか?

ライジングNEXが1番の障壁になるかなとは思ったので2人で話した結果ヘブンとバイオレンスは4に落ち着きました。

強いて言えばアグロ系、同型に強い白軸のトリガーを厚く採って、かつメカオーにも刺さるコルテオを4枚採用が有力かなと。

続きまして、配信中のフィーチャーマッチでのプレイについて個人にお伺いしたいのですが、皆さんは試合中は相談しながらプレイされていたのでしょうか?

得意なデッキをそれぞれ握っていたので基本的に各々に判断は任せていましたね!
大会中を振り返って
決勝トーナメントの配信はこちら。


(先攻4ターン目。奥側かわこうさんのターン。まだマナをチャージしていない状況)


理由としては
・こちらのデッキに獅子幻獣砲が1枚しか入っていないことが相手にもわかっており相手の手札に斬撃マッハアーマーがあることが確定している。
・裏目がトモエを含む2体展開でリソースをキープされながら横に展開をされることのみ。
・破壊龍神は山札からサーチすることができない。
というのでマッハアーマーの2枚目の除去札である破壊龍神をチャージしない選択を選びました!
ただかなり難しい判断だとは思います。
相手の方の読みも素晴らしく物の見事に最悪の裏目を踏んでしまったのですが(笑)

相手の立場に立って1枚のカードはケアしずらいだろうという考え方はデッキ見せ合いのルールにおいてかなり様々なシチュエーションで応用できる視点で僕も参考にしようと思いました!
2つ目がこちらになります。

(手前側ヨ・チャンさんのターン。前のターンの相手の動きから手札にグレイテストシーザーがないことはほぼ確定)

返しの相手のターンにハンデスと盤面処理の二つをおこなってくることはないのでNEXの横展開もありえるのかなと思ったのですがいかがだったでしょうか。

結果から言うとホーリースパークを打ってリーサルを決めに行ったのですが、残り1枚の唯一の回答札のアルカディアエッグがトリガーして逆転されました。。
こちらが7マナ貯まっておりコルテオトップもあるので相手の残りのトリガー枚数はよほど残っていれば相談でシチュエーションによっては横展開もなくはないのですが、
そもそもターンが経過してもこちらにとってこれ以上のリーサル条件にならないことも多いにありそうです。
加えて横展開の場合相手のターンでハンデスされた上で0マナのブラッディシャドウが出てくるケースも考えられます。
NEXはナイトに対して49:51程度の本当の微細ではありますが不利だと思っているのでこの程度の条件であれば積極的にリーサルを仕掛けて問題ないとは思います。

結果的に薄い方に賽の目が転んでしまったけども判断はブレていなかったと。
最後にこちらになります!

(後攻7ターン目。手前側かわこうさんのターン。まだマナをチャージしていない状態。)

あるいは相手のリソースが枯れているにつきアルカディアスエッグからのネログリフィス展開でゆっくり行くプランも考えられるかと思ったのですがかわこうさんはナイト同型の攻める基準などどのようにお考えでしょうか?

・HELLがこちらのシールドに埋まっていないことがことが確定している。(グローリーゲートで確認済み)
・こちらの墓地に呪文がバレットバイスとグローリーゲートのみのためHELLの探索が必中する。
・相手の墓地にグローリーゲートがないためアルカディアエッグからのネログリフィスで粘ることが困難。
以上の好条件からこれ以上待っても攻めるタイミングがいまより好転することはまずないだろうと判断し突攻しました!
ここでゆっくり行くと相手にグローリーゲートなどをトップされたときに徐々に攻めずらくなっていくので殴って正解だったと思っています。

ナイト同型は攻めるタイミングの難しさが僕も含めてなのですが迷っている方は結構いらっしゃると思うのでこれは非常に勉強になります!
「相手の墓地にグローリーゲートがないこと」は自分がナイトを握っていなくとも攻める基準の一つになると思うので貴重な知識かなと思います。
最後に

かなりの長丁場にもなってしまったのですがその辺りも踏まえていかがだったでしょうか。

次の個人戦の大会の方も楽しみに2人とも参加させていただきますのでよろしくお願いします!

どちらがいいと言うよりかは別の楽しさと言う感じで、
勝ち残りはどちらのデッキを先に出すかがより大事な選択になってくるのでその戦略を相談できるのも面白さの一つかなと思います!!

世田谷クラフトのお二人本日はお忙しい中ありがとうございました!
改めましてご優勝おめでとうございます!

世田谷の絆の勝利だ!とおっしゃていたお二人。
裏話として聞いたで大会前日にメンバーでクラフトビールを飲みすぎて
当日は二日酔いで気持ち悪くなっていたエピソードや、
大会終了後からインタビュー当日の夜まで一緒にいたエピソードなどからも
チームメイトの仲の良さを感じ取れて非常に嬉しい気持ちにさせられるインタビューだった。
改めて優勝おめでとう!
ささぼーCup 初のタッグバトル(2人チーム戦)の覇者は
チーム『世田谷クラフト』だ!
この度は改めましてご優勝おめでとうございます!世田谷クラフトのお二人本日はよろしくお願いします!