










ささぼーCup、第2回3人チームバトルの優勝を飾ったのは『カルーア3兄弟』。
チームメンバーのうち1名は本来出るはずだった3兄弟目のメンバーに変更で急遽代打ちを努めることになった、なんとそれまでデュエプレ未経験の人物を加えた異質のチームだ。
そんな彼らにインタビューの機会を頂いたので、内容を抜粋してお届けしようと思う。

地中海風ピラフ
22歳。社会人。
デュエプレ歴はリリース当初〜4弾で一旦休止。7弾から再開〜現在。
好きなデッキはツヴァイランサー。

お寿司
23歳。社会人。
デュエプレはリリースと同時にスタート。休止と再開を繰り返しつつ本大会に参加すべく1ヶ月前に復帰。(ありがとうございます!)
現在ポケモンカードも並行してプレイしている。
好きなデッキタイプは速攻系のスピーディーなデッキ。好きなカードはブレイズクロー。

suragon
23歳。大学院生。
デュエプレ歴は10日間。小学生の頃に紙のデュエルマスターズをプレイして以来。シャドウバースを以前プレイしていた。
黒緑速攻以外のデッキのプレイ経験はほとんどなし。大会終了後の現在はドルバロムに興味を持っている。
優勝チームインタビュー

この度は改めましてご優勝おめでとうございます!カルーア3兄弟のみなさま本日はよろしくお願いします!




ちなみにカルーア3兄弟というのは由来はお酒ですか?

自分とお寿司ともう1人仲の良い友達がいて、大学時代に飲み会でしょっちゅうカルーアミルクを注文していたことから命名されました。(笑)

そのもう1人のお友達というのはsuragonさんではないのでしょうか?

なので実質このチームはカルーア2兄弟+suragonということになりますね。(笑)

事前にsuragonさんは本来出場するはずだった方と入れ替わりで急遽入れ替わりでデュエプレを始めて参戦されたと伺ったのですが、新弾発売直後ということもあってデッキ選択が非常に難しかったのではないかと思います。
どのように3デッキの組み合わせは選ばれたのでしょうか。
カルーア三兄弟 使用デッキ
お寿司
suragon
地中海風ピラフ




自分がデュエプレの初学者ということもありプレイが複雑でなく、かつ資産的にも組みやすいデッキを模索していたところ僕が小学生時代に紙のデュエルマスターズで強かった黒緑の速攻がデュエプレでも息をしているという話を聞いて選びました。
それからは大会までの10日間のほとんどを黒緑速攻の練習に費やしました。

構築に関してはこのチームの中で経験年数的にチームの代表者であるピラフが勝たないとどうにもならなそうだと思っていたのでピラフの組みたいデッキを最優先した結果ジャックアルカディアスとフェアリーライフを献上しました!


環境的に武者やツヴァイ、ガントラもそうですがキングアルカディアスが刺さるデッキが多いと思っていました。
天門型のタイプを最初に検討していたのですが、回していくうちに8.5弾環境で流行った青抜き4cのギフトアガピトスコンを思い出して当時自分もよく使っていたデッキだったのでそこに寄せる形の構築を選びました。
新弾発売直後に急遽組んだアーキタイプではありますが今でもランクマッチで改良しながら使っている第一線で戦えるデッキだと思っています。

続きまして、配信中のフィーチャーマッチでのプレイについて個人にお伺いしたいのですが、皆さんは試合中は相談しながらプレイされていたのでしょうか?

試合中は全試合全員で同じ現場に集まってワイワイ相談してプレイはしていましたが、最終的な決断はデッキの使用者が下す形式でプレイしていました!

では質問に行かせていただきます!
大会中を振り返って
決勝トーナメントの配信URLはこちら


(先行奥側のピラフさんのターン。まだマナをチャージしていない状態)

パーフェクトギャラクシーを選んだ理由を伺ってもよろしいでしょうか?

この択はすごく悩みましたがギフトギャラクシーを選んだ理由はパーフェクトギャラクシーの方がケンジの攻撃を抑えることができるかなと思ったからです。
ギフトメツの場合ですとヤッタルワンを除去でき進化元を一体減らせはできますが、次のターンにケンジ進化から攻撃でゴリ押しされた場合シールドトリガーに頼らなくてはいけなくなる可能性があります。
シールドトリガーに頼るよりもケンジに攻撃させない方が勝ちにつながるとみてギャラクシー有利と判断しました。

確かにメツ召喚で返しのターンにケンジに攻撃されたシールドから仮にデーモンハンドがトリガーすれば相当有利な状況にはなりますが、ノートリだった場合にケンジを倒すためにメツで相手の盾を殴るリスクを冒すほどの劣勢な状況ではないと。

結果で見てもケンジを足止めでき、盾も一枚もわられなかったので。
ただ試合を通して、先攻を取れたことやデッキトップで助けられたなあって場面が多く、運に助けてもらった試合でしたね。

2つ目はこちらです。決勝2戦目のお寿司さんの試合です。

(後攻3ターン目。奥側お寿司さんのターン。まだマナをチャージしていない。)

烈神アギョウを召喚する選択肢と迷われていたと思うのですが、どんなことを考えられていたでしょうか。

このマッチアップは相手のデッキ的に烈流神を絶対に墓地に送ることができないので、マナを一刻も早く伸ばして青マナを確保&ガルベリアスとアギョウウンギョウにアクセスすることだけを考えていました。
また、このターンにアギョウを召喚してしまうと返しのターンに相手のコロビナーが飛んできた場合にほぼほぼ負けが確定してしまうのでどちらにせよ苦しいことには変わりないですがある程度シールドトリガーに期待してマナを伸ばすことを優先しました!

あまり触れられてくない部分とは思うのですが、同じ試合でもう一点伺ってもよろしいでしょうか・・?

お願いします!


(マナをチャージしていればガルベリアスにクロスできていたイダテン・アクセラーをうっかりクロスしそびれてしまう)
この瞬間の現場の空気など教えていただければと思います(笑)

正直、その場の全員が前のターンにトリガーで望みを繋いだ残り2枚のコロビナーがめくれたことに歓喜のダンスを披露していたことでガルベリアスを召喚してアタックのフェイズに入るまで召喚酔いに全く気が付いていませんでした。
僕はいざガルベリアスを横に曲げようとした瞬間に横にいたピラフが頭を抱えているのが目の端に映った瞬間に脳しんとうを起こしかけました。

ちなみにカルーア3兄弟の皆さんはこういった大会の決勝は初めてだったでしょうか。

3人で相談できたからまだ良かったですが1人だった時のプレッシャーを考えたらやばいです。(笑)

次がラストでこちらになります!suragonさんの試合です。

(先行の奥側suragonさんのターン。まだマナをチャージしていない。)

モスキートでシールドは割らずにエンドされました。
アニマベルギスをチャージしてモッフルを一体召喚、モスキートのアタックでアニマベルギスを回収する手もあったのかなと思うのですがどんなことを考えられていたでしょうか。

その選択肢も迷ったのですが、相手のデッキにジャックアルカディアスが入っていたのでその択だとモスキートとモッフルどちらから攻撃しても1枚目でジャックを踏んだ場合にかなり悲惨なことになるため2体展開+ダブルブレイクで止めました。
モスキートで攻撃した場合は確かにリソースが増えるのですが、これもその1点でジャックを踏んだ場合でなおかつ次のターントップでレオパルドホーンを引くと腐ってしまう+アシガルピアに相打ちを取られる前提ならば次の自分のターンの攻撃打点は変わらないのでモスキートの3点目は行かない方か吉かなと。


とんでもないです・・。
正直自分はジャックを過剰に恐れすぎているのかなとも試合中は思っていたのですが、回りの2人が「いけ!いけ!」と完全にお祭り状態になっていたのに後押しされた部分もあります(笑)

最後に

その点も踏まえて今回の大会の率直な感想をお聞きしたいのですが、いかがだったでしょうか。

始めたばかりの方でも周りに支えられなが楽しめるのはチーム戦の魅力だと感じました。

その間はスマホでささぼーさんの配信を見ることもできたのでさほど気にはなりませんでした。

次の日の仕事中も「俺ら優勝したんだ・・」って思いながら働いていましたね。(笑)
次回がもしあれば是非参加させていただきたいです!

インタビューは以上とさせていただきます。
皆さん本日はお忙しい中ありがとうございました!改めましてご優勝おめでとうございます!

チーム戦において、互いに信じあえる関係でなければベストなメンタルで1試合1試合に望むのは案外難しい。
『絆』というのは団体戦において最も重要なファクターのひとつかもしれない。
3人のエピソードや話の掛け合いから、
チームメイトの仲の良さ、そして大会中の3人の盛り上がった場の雰囲気を非常に感じた。
『チーム』バトルという競技を最大限楽しんだ上で最高の結果を残してくれた彼ら、カルーア3兄弟の声を生で聞くことができたのは大会運営側としても非常に嬉しく思えたインタビューだった。