くさなぎつよし プロフィール
大学4年生 22歳(2021/3/10現在)
デュエプレ歴ははリリース当初〜現在。
好きなデッキタイプは青単ツヴァイランサーや1弾環境のシータ等のミッドレンジ。
過去にランクマッチのトップ100フィニッシュを逃したことは2度のみ。
元SMAPの草彅剛とは別人
–戦績-
第1回ささぼーCup ベスト4
第2回絶命トーナメント 優勝
第1回ささぼーCup-新弾王決定戦- 優勝
優勝者インタビュー
改めましてご優勝おめでとうございます!本日はよろしくお願いします!
ありがとうございます!よろしくお願いします。
早速ですが、今回青単ツヴァイランサーを使用デッキに選んだ理由を教えてもらえますでしょうか。
はい!
前提として環境的にゲオルグ天門とケンジが参加者の母数の半分くらいなのかなと予想していて、その2つはミラーももちろんですが天門vsケンジの勝率も互いに拮抗していたので候補から外しました。
分布を見るとまさに予想通りでした。
ケンジに高い勝率を出せるデッキとして、実は大会3日前まではナーガを練っていました。
結局はゲオルグ天門に対して安定した勝率を出せる構築にどうしてもできなくて断念したのですが。
まさかのナーガ!本当に色々と試された末に辿り着いたのがツヴァイだったんですね。
ええ。
ツヴァイはナーガ同様ケンジには7割近い勝率を出せることがランクマッチに潜り続けてわかりました。
ゲオルグ天門に対しては少し厳しいですが序盤にマーキュリーを立てることができればあっさり勝てる試合になるのでマーキュリーを3枚採用した構築なら充分勝負になると踏んで青単を握りました。
青単の中でもタッチでホーリースパークを採用している方が今回の参加者の中でも多かったのですが、純粋な青単を使われた理由はなんだったのでしょうか。
はい。ホーリースパークを入れるとなると抜く候補はアクア・ハルフォートになると思います。
しかしこのデッキにおいて4ターン目にツヴァイorマーキュリーを着地させることが非常に重要だと考えていて、そのためのキーカードとなる3ターン目の1ドロークリーチャーはどうしても減らしたくないためタッチスパークを使うことは頭になかったです。
はー。
たしかに青単は3ターン目にハルカスが出せるかどうかが命綱ですよね。なのでハルフォートもはずせないと。普段そういった研究はお一人で?
そうですね。
自分はチームには特に所属していないのですが、Mirrativで配信活動をしています。
そこで自分のプレイや考えに対していただいている視聴者の方からのコメントが非常に勉強になっています。
例を一つ挙げると今までの自分では考えもしなかった局面でシールドへ一点だけ行くプレイとかですね。
頂いた意見を自分の中で改めて考えて検討することがデュエプレの上達に繋がっていると感じてます。
見逃しがちな『勇気の1点!』みたいなプレイですね!
よろしければくさなぎさんのMirrativを当ブログで紹介させていただいてもよろしいですか?
ぜひお願いします!ありがとうございます。
・くさなぎつよしさんのMirrativはこちら
決勝戦を振り返って
決勝戦の配信URLはこちら(決勝戦の試合開始4時間8分時点から再生されます)くさなぎさんには準決勝、決勝共に素晴らしいプレイをみせていただきました。
その中で個人的にどんなことを考えられていたのかお聞きしたい局面があるのですがよろしいでしょうか。
はい。お願いします。僕としても気になります(笑)
まずお聞きしたいのがこちらの決勝戦の第1試合です!
くさなぎさんはここからツヴァイランサーを召喚酔いしているアクア・スクリューの上に進化させてシールドにアタックして勝負を決めに行かれました。
個人的にはばちこり圭さんがまだ4マナだったことも加味するとビークルの上に進化してワンドロー+リキピを引きに行って次ターンマーキュリーで決めに行くプランもあるのかなと思ったのですがどんなことを考えられていたのでしょうか。
はい!覚えています。
そのプランも考えたのですが、リキピを引いても相手にブロッカーを出されると結局トリガークリーチャー1枚要求になってしまうのとメカオーに対しては決着ターンをなるべく早めたかったのでこのターンで決めに行きました。
あと正直この試合で既にサーファーを2枚踏んでいたので、そうそうトリガーはもうないでしょという気持ちがありました(笑)
なるほど!納得しました。ただ無神経なことを言ってしまうと、ここでデイを踏んでしまったが故に相当見応えのある試合になったんですよね(笑)
同じ試合の2ターン後です。
ここで結構迷われていたようですが、どんなことを考えたられていたのでしょうか?
そうですね。
ばちこり圭さんの前と前々のターンにマナに置いたカードがどちらもマーキュリーだったのと、前のターンのシールド一点ブレイクのプレイを見て残りの手札1枚は100%に近い確率でマザーだと思っていました。
完全にズバリでした。
はい。
その上で、サーファーを召喚して1ターン確実に延命するか、ビジョンを打ってパラディンorツヴァイ進化セットを探しに行くかを考えました。その末に、
サーファーを召喚した場合→こちらが1ターンパラディンを引く抽選を受けれるが、相手にメカオーの種を引く抽選を2回与えてしまう。
ビジョンを打った場合→相手にメカオーの種を引く抽選を1回だけ与える代わりにこちらもデッキの上から4枚のカードを見てパラディンorツヴァイセットの機会をもらえる。
の2択でビジョンの方が期待値が高いと判断しました。
細かく説明していただきありがとうございます!
すごく面白いです。この判断が功を奏して第1試合はくさなぎさんが勝利しました。
あまり触れて欲しくないことかもしれませんが、この後の第2試合でくさなぎさんがばちこり圭さんの盤面にマーキュリーが立っている局面で誤ってハルカスをマナにチャージしてビジョンを打った瞬間がありました。あのときはズバリどんなことを思いました?(笑)
もう顔面蒼白ですよ(笑)サーっと血の気が引く音がしました(笑)
ですよね(笑)ただ、僕の個人的な気持ちの話をさせていただくとこれまで準決勝、決勝共に理論に裏付けされた素晴らしいプレイをされてきたくさなぎさんがあの局面でビジョンを打たれたからこそ、決勝戦という舞台には魔物が棲んでいるんだなあと改めて感じさせられて心に響くものがありました。
ちゃんなべさんに素晴らしいプレイと言っていただけるのは素直に嬉しいです。ありがとうございます。
最後になるのですが、後手のくさなぎさんが1ターン目にハルフォートをマナにチャージした上でアクアガードを召喚しなかった場面です。
誠に勝手ながら僕はこの時、くさなぎさんが前試合のビジョンを引きずってるのでは?なんて解説をしてしまっているのですが実際のところはどうだったのでしょう?
多少メンタルを揺さぶられたのは否めないですが、この局面はもう平常心に戻ってプレイできていたと思います。
この場面はガードを召喚しないのが正しいですね。
なるほど!それは失礼しました!
とんでもないです(笑)
1ターン目にガードを召喚する基準として3ターン目にツヴァイが着地できるか否かが大きい要因となるのですが、今回は3ターン目のツヴァイ召喚は不可能です。ガードを出そうが出すまいがツヴァイの最速着地ターンは4ターン目になります。
それに加え、これが一番大きいのですがハルフォート以外の手札のカードが2ターン目以降どれもマナに起きたくないカードばかりでした。
例えばこの手札でハルフォートをチャージしてアクアガードを召喚したとして、次のターンにツヴァイランサーをトップで持ってきてしまった場合に手札がどれもマナに置きたくないカードになってしまいますよね?
仮にこのときの手札のパラディンがアクアサーファーだった場合はサーファーをチャージしてアクアガードを召喚していたと思います。
(なんだか浅い解説をしてしまい申し訳ない・・)互いの手札が見える神視点の解説よりも冷静に深いところまで考えられていたんですね。
照れます。
(恐れ入ります)
最後に
試合を振り返っての丁寧な説明と考察ありがとうございます。
くさなぎさんの次なるデュエプレにおける目標などありますでしょうか。
やはりBATTLE ARENAですね!第1回、第2回と出場はしているのですが惜しいところまでも行けていないので。
時間と人数の都合上どうしようもないことだとは思うのですが、BO1だとやはり難しいですよね。次回はお互い頑張りましょう!
最後にアンケート的な質問になります。デッキ公開制・2日制全14回戦のBO3スイスドロー+決勝トーナメントの非常に長いフォーマットの今回のささぼーCupに対して率直な意見ないし感想をいただきたいのですが、いかがだったでしょうか。
そうですね。他ではない形式の大会で長いと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、僕個人としては逆に長く楽しめる大会だからこそ勝ったときの達成感が味わえますし、より競技色の強いこのルールは好きです。
ありがとうございます。今後ともささぼーCupにご参加いただけたら嬉しいです!最後になりますがご優勝本当におめでとうございます!本日はお忙しい中ありがとうございました!
是非とも参加させていただきます!ありがとうございました!